文字サイズ

公益財団法人市民防災研究所 公式ブログ

当研究所からのお知らせや防災・減災情報を発信!

避難所開設訓練をやってみませんか?

当研究所では、今年度川崎市川崎区と宮前区で避難所開設訓練の企画運営を支援しました。
訓練の最大の収穫は、実際に訓練をすることで、参加者は避難所開設に備えて取り組むべきことや訓練を通じて改善すべき点などのたくさんの気づきが生まれたことです。その結果、避難所運営会議等の活性化にもつながっていくことが期待されます。

今回企画した訓練は、避難所の校門の鍵を開錠するところことから避難者を学校の施設内に受け入れるまでの「避難所開設」に焦点を当てました。
大地震直後は、二次災害を防止するために、避難所に避難者が来てもすぐには校舎内に入れず、避難者を校庭などの安全場所に誘導して待機してもらいます。その間に、施設が避難所として使用できるかどうか安全点検を行い、点検結果をもとに避難所の使用可否を判断します。使用可能な場合には、避難者の立入禁止場所の表示など避難者を受け入れるための準備を行い、準備が整ってから避難者を校舎内に受け入れます。この一連の流れを実際に体験してもらう訓練を企画・実施しました。

避難者を受け入れるまでの流れ

訓練では、自治体の避難所運営マニュアルに示されている避難所運営時の班編成(役割分担)ではなく、避難所開設時の業務に沿った班編成にしました。
班編成は、避難所開設本部を担当する「総括班」、避難者の対応にあたる「避難者対応班」、施設の安全点検を行う「安全点検班」、避難者の受け入れ準備を行う「避難者受入準備班」の4つの班に分けて訓練を行いました。
※安全点検班を設けずに、避難者受入準備班を「安全点検担当」(避難所安全確認)と「施設・管理担当」(避難者受入準備)の2つの担当に分けて3班編成にすることもできます。

避難所運営と地域の災害対応

各班の具体的な訓練項目については下記のとおりです。

●避難所開設本部(総括班)
・避難所開設本部の設置
・組織図(任務分担表)の作成
・班長会議の招集と開催
・区災害対策本部への状況報告
・情報収集と整理
・状況付与訓練

班長会議

●避難者対応班
・避難者への待機指示(呼びかけ文作成)
・情報掲示板の設置と掲示物の作成
・仮設トイレの設置
・避難者受付ルールの検討
・避難者受付の設営
・避難者受付業務
・状況付与訓練

避難者待機指示呼びかけ文

●安全点検班
・施設の安全点検
・危険個所の表示

安全点検

●避難者受入準備班
・学校施設の利用計画の検討
・避難所ルールの検討
・案内看板等の作成と掲示
・トイレの使用禁止表示
・立入禁止場所の表示
・居住スペースの通路設定

トイレ使用禁止の表示

避難所利用計画

会議等の話し合いだけでなく、訓練を実施することによって具体的にやるべき取り組みが見えてきます。また、気づきを生かして事前の準備をすることによって円滑に避難所の開設ができると思います。

ぜひみなさんの地域の避難所でも、避難所開設訓練をやってみてはいかがでしょうか。
当研究所では、訓練に向けた勉強会から訓練の企画・実施支援までお手伝いしております。
訓練の詳細につきましては、当研究所までお問合せください。

本訓練をもとに、当研究所が協力して、川崎区では避難所開設訓練実施マニュアルを作成しました。

(最終更新日:平成26年3月31日)

 - 事業活動紹介

ページの先頭へ戻る