市民防災研究所のあゆみ

避難研究所としてスタート

1970年頃 籏野次郎・繁親子が中心となって、火災・地震から生命を守る方法の研究と普及に没頭する。
籏野次郎は、ユニークな防災研究家として次第にマスコミなどに取り上げられるようになる。
1975年 月刊「東京消防」に「火災や震災を恐れる皆さんへの提案」を5カ月にわたり連載
これにより味岡健二氏(当時東京消防庁人事部長、のちに当研究所初代理事長)の知遇を得る。
1976年 セロファンが耐熱性に優れていることから、市販のセロファン(90cm×100cm)で手製の防煙フードを作り、普及活動を行う。
また、講演会などを通じてポリエチレン袋5枚で作る初期消火用水袋の作り方も併せて普及につとめる(現在の「けむりフード」と「投てき水パック」の原型となる)。
1977年 事務所を囲む塀にクニトシロウ氏が漫画で避難や初期消火の方法を描き、マスコミにも大きく取り上げられる。
1978年 「毎日夫人」(毎日新聞社発行)で「親子防災教室」(「まんが避難学入門」の原型)が200万部発行される。その後、「まんが避難学入門」火災編、地震編を相次いで発行する。
宮城県沖地震でクローズアップされたライフライン途絶の問題について研究を始める。飲料水の保存方法や、食用油を用いた灯りづくり、空缶による炊飯用コンロ作りなど、次々と研究・発案して普及につとめる。
1980年 火災編・地震編を合本・改訂して、「新まんが避難学入門」を発行する。
味岡健二氏が中心となって、財団法人設立の準備が始まる。設立発起人は味岡健二氏、大川鶴二氏、川島四郎氏、菊竹清訓氏、菅原進一氏、高山英華氏、中田金市氏、難波桂芳氏、村上處直氏、柳田邦男氏、籏野次郎の計11名。

財団法人 市民防災研究所としてスタート

1981年4月 財団設立基本財産1億2千万円、理事長 味岡健二氏、専務理事兼所長 籏野次郎として発足
1982年1月 籏野次郎が事務所敷地購入費として3千万円寄付
1982年3月 宮城県泉市(現在の仙台市泉区)で家庭防火のための火災実験を行う
1982年4月 「防煙フード」(現在のけむりフード)の製作・頒布を始める
1982年6月 宮城県泉市で当研究所開発の起震台5台を使用して「地震の被害を最小にする」公開実験を行う
1982年10月 大阪府茨木市で3日間にわたり、RC5階建住宅の火災実験を行う
1983年9月 16ミリ映画・VTR「なくそう!天ぷら火災」を制作(翌年優秀作品賞受賞)
1984年6月 第1回市民防災研修会「宮城県沖地震」(仙台市・泉市)を開催
1984年8月 東京消防庁訓練場に実験ハウスを作成し、火勢抑制法の効果を実験する
1984年10月 VTR「奥様消火学」を制作
1984年12月 暮しの手帖社と「天ぷら火災消火」の共同研究を行う
1985年6月 第2回市民防災研修会「福祉施設火災~死者ゼロの秘密~」(大阪市)を開催
1986年6月 第3回市民防災研修会「酒田大火と復興」(酒田市)を開催
1986年7月 (旧)静岡県立富士見病院で火災実験を行う
1986年11月 宮城県泉市で2階建住宅の火災実験を行う
1987年6月 第4回市民防災研修会「精薄者援護施設の火災と問題」(神戸市・大阪市)を開催
1988年6月 第5回市民防災研修会「過疎化した街に住む高齢者間の自主防災」(京都市)開催
1988年8月 東京消防庁消防科学研究所と「市民にできる初期消火」の共同研究を行う
1989年6月 第6回市民防災研修会「福井地震」(福井市・丸岡町・勝山市)を開催
1989年9月 実験用家屋で火勢抑制法の実験を行う
1990年6月 東京都中央区において全区民に防煙フードを配布、同時に煙避難手法を普及する
1990年6月 第7回市民防災研修会「伊勢湾台風」(名古屋市・上野市)を開催
1990年8月 台湾台北市消防警察大隊(現在の内政部消防署)の幹部及び職員が相次いで訪問、交流が始まる
1991年6月 第8回市民防災研修会「新潟地震」(新潟市)を開催
1991年8月 煙火災から命を守るVTR「クリスの夢」を制作
1992年4月 山形県酒田市消防組合消防本部とともに火災ゼロを目指す(現在も継続中)
1992年6月 第9回市民防災研修会「雲仙岳噴火災害と長崎市水害」(島原市・長崎市)を開催
1993年5月 青山学院大学高等部で煙避難の体験学習を始める(~2002)
1993年6月 第10回市民防災研修会「広島での台風19号災害」(広島市・宮島町)を開催
1994年6月 第11回市民防災研修会「釧路沖地震」(釧路市・標茶町)を開催
1995年6月 第12回市民防災研修会「阪神・淡路大震災(I)」(伊丹市・西宮市・神戸市)を開催
1996年3月 味岡健二氏が顧問に、小山貞氏(元東京消防庁総監)が理事長に就任
1996年4月 防煙フードの名称を使う他社製品が出回ったため「SBKけむりフード」と名称変更して商標登録を行う
1996年5月 「SBK投てき水パック」が完成。12本でA火災1単位の消火能力を認定。
1996年6月 第13回市民防災研修会「阪神・淡路大震災(II)~発生後1年半の災害復興状況を現地で学ぶ~」(神戸市)を開催
1997年7月 第14回市民防災研修会「阪神・淡路大震災(III)~阪神大震災の復興について(酒田大火の事例と併せて)~」(酒田市)を開催
1997年10月 籏野次郎専務理事兼所長逝去
1998年6月 籏野繁理事兼副所長逝去
1998年6月 第15回市民防災研修会「阪神・淡路大震災(IV)」(神戸市)を開催
1998年12月 新宿区主催「防災講演会とシンポジウムの集い」の企画・運営を行う
1999年6月 第16回市民防災研修会「静岡県の防災対策を学ぶ~東海地震を見据えて20年~」(静岡市・清水市)を開催
1999年11月 「SBK投てき水パック」が特許第2955743号を取得
1999年11月 大蔵省印刷局発行「賢く備える防火講座」の執筆・編集を行う
2000年6月 第17回市民防災研修会「伊豆大島噴火災害を学ぶ~全島避難から全面帰島まで~」(大島町)を開催
2000年7月 東京法令出版と共同発行「やってみよう!!発災対応型防災訓練」の執筆・編集を行う
2001年6月 第18回市民防災研修会「平成12年東海豪雨災害を学ぶ」(春日井市)を開催
2002年1月 内閣府主催「防災とボランティアのつどい」の企画・運営を行う(東京・江戸東京博物館)
2002年2月 「まんが避難学入門」の改訂版を発行
2002年6月 第19回市民防災研修会「都市型水害を学ぶ~市民による洪水ハザードマップ作成をめざして~」(東京都北区)を開催
2003年1月 内閣府主催「防災とボランティアのつどい」の企画・運営を行う(静岡・静岡県地震防災センター)
2003年6月 第20回市民防災研修会「米国の災害対応を学ぶ」(サンフランシスコほか)を開催
2004年1月 内閣府「防災とボランティアのつどい」の企画・運営を行う(兵庫・人と防災未来センター)
2004年6月 第21回市民防災研修会「20XX年宮城県沖地震を見据えて~近未来の大地震にどう備えるか~」(仙台・古川市・南郷町)を開催
2005年7月 第22回市民防災研修会「災害対応を新潟県中越地震の現地に学ぶ」(十日町市・川口町・小千谷市)を開催
2006年3月 小山貞氏が顧問に、白谷祐二氏(前東京消防庁総監)が理事長に就任
2006年6月~7月 第23回市民防災研修会「防災福祉を考える」(共催:練馬区)を開催
2006年8月 内閣府「防災に関する標準テキスト調査研究業務及び国家公務員防災担当職員合同研修に係る業務」を受託
2006年8月 仮事務所(江東区大島3-14-17)にて事務開始
2007年2月 所有地 412.95平方メートルを売却
2007年6月 味岡健二顧問(初代理事長)逝去
2007年10月 防災教育ツール「ぼうさい駅伝」の改訂版を発売
2008年3月 第24回市民防災研修会「防災の入り口~仕掛けの作り方」(東京都北区)を開催
2009年2月 第25回市民防災研修会「近年の豪雨災害に学ぶ」(東京都杉並区)を開催
2009年3月 新事務所を購入
2009年4月 新事務所(江東区大島4-5-14)にて事務開始
2010年2月 第26回市民防災研修会「中越地震から5年~山古志の復興映画に学ぶ」を開催
2011年2月 第27回市民防災研修会「大規模水害対策・防災ゲーム」を開催
2011年10月 内閣府に移行認定申請
2012年3月 内閣総理大臣から公益認定を受ける

公益財団法人 市民防災研究所としてスタート

2012年4月 公益財団法人市民防災研究所の設立登記
2012年10月 第28回市民防災研修会「東日本大震災被災地スタディツアー」を開催
2012年12月 Facebookページを活用した情報提供を開始
2013年2月 財団設立30周年記念誌を発刊
2014年11月 第29回市民防災研修会「被災地スタディツアー2014 in 気仙沼」を開催
2015年10月 第30回市民防災研修会「被災地スタディツアー2015 in 長野」を開催
2016年6月 白谷祐二氏が顧問に、大江秀敏氏(前東京消防庁総監)が理事長に就任